これが私の仕事

船が動くための機械を主機と呼ぶのですが、私は機関長としてこの主機や発電機、その他機器の始動・停止といった運用、整備などの保守作業を行っています。こういった機器が問題なく動くことは、安全運航に必要不可欠です。そのため機器の不調を見逃さないよう、日々どんなに小さなことでも変化点がないか注意して業務に取り組んでいます。

機器の点検を行っていた際に、異音が出始めているモーターがあることに気付きました。そこでモーターを開放し、ベアリングという機器を効率よく回転させるための部品を交換しました。すると異音が消え、スムーズに運転できるようになり、自分で機械を修理出来たことに達成感を覚えました。また、若手船員への指導教育も行っているのですが、彼らの機器を扱うスキルが日に日に向上していることが確認出来ることにもやりがいを感じています。今後も自分の培ってきた経験とスキルを伝承していきたいです。

故障した機器を自分の手で無事に復旧修理できたこと。

憧れの大型商船で勤務したかったから

船員は、船種や航路などで働き方や扱う機器が大きく変わります。私は、数ある船のなかでも特に大型船に興味と憧れを持っていました。そして学校に求人票が来ていた会社の中で、大型の船舶を運航している会社が鶴丸海運でした。大型船の船員として働くという自分の希望に一番近かったため入社を決めました。実際に鶴丸海運に入社して働いてみて、内航大型船5,000トンクラス以上の機関士として働けていること、また現在では機関長として後期育成に取り組み、若手船員が少しずつ成長していく姿を傍で感じられることに鶴丸海運の船員としてのやりがいを感じています。


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