これが私の仕事
船長の仕事は、船の最高責任者として、安全運航を行うために気象、海象(海で発生する自然現象)を判断しながら綿密な航海計画を立て、荷主からの大事な積荷を確実かつ無事に港まで届けることです。そして私が大事にしていることは、乗組員とのコミュニケーションです。船という閉ざされた環境の中で、乗組員がストレスなく働けるよう、日々コミュニケーションを積極的にとることは、安全運航につながると考えています。
船の仕事は、気象に大きく影響されます。常に天候が良いとは限らず、悪天候時の船の操縦、強風時に岸壁へ接岸または離岸する際の作業など危険もあります。ですが、そのような状況でも乗組員全員で協力したり、自分の船員としての経験を活かしたりして、安全に作業を遂行できたときに達成感を感じます。
長く経験を積んで船長になったこと
船乗りを目指していたときに恩師から紹介されました。
就職活動中に、恩師から鶴丸海運には長い歴史があり、貨物荷主が大きなメーカーであるため将来性も十分にあると紹介されて入社を決めました。実際に入社してみると、全国各地の港に就航できていることや継続した輸送に携われているため当社へ入社して良かったと感じています。また、家庭を持ち現在に至っていること、船舶の数も増え船長として安全運航、乗組員の安全に寄与できていることにやりがいを感じています。